11月16日滝畑ダム

奥河内の自然を楽しむ
2019年11月16日(土)

絶好の好天に恵まれて5人の仲間と奥河内にある「大滝」を訪ねました。それは「滝畑ダム」のバス停から1時間半も山道を歩いた奥にありました

南海電鉄河内長野駅の前のバスターミナルへ行くとなんと長い長い行列、結局定期便のほかに2台の臨時便が出るほどの乗客。エエツ ウソっと思い尋ねてみるとみなさんは岩湧山へ登られるとか、納得。

落差15mの「大滝」からはマイナスイオンがいっぱいに降りそそぐ。道路から滝へ下りていく道が険しい坂、木の根っこが飛び出ているし、ぬかるんでいるしでみんなこわごわのへっぴり腰、でも滝つぼのそばまで行けてよかった。滔滔と流れ落ちる滝には荘厳な気持ちさえ抱きました。
バス停には河内長野観光ボランティアガイドの方々が3人も待っていてくださリ、あいさつをすませていざ出発。いきなりの上り坂。緩やかではあるが延々と滝にたどり着くまで登り一点張りです。皆さん息を切らせていましたが、ガイドさんが気を使って15分ほど歩くごとくらいに休憩をとってくださり助かりました。幅4~5mほどの山道ですが左手は山、右手は深い崖の下に谷川が流れていて、うっそうと言ってよいくらいに木が茂っています。谷川の流れはあくまでも清くて、河底が透いて見えました。ところどころで木漏れ日が差し込み絶好の森林浴でした。
歩きはじめてから1時間半くらいのあいだ、ずっと登り坂ですのにだれ一人落後することなく滝へたどり着けたのは驚異的でした。なにしろ90歳の方を筆頭に平均年齢が83歳くらいですもの。
帰途、滝畑集落にわずか残っている茅葺のお家を見学しましたが、そこは滝畑随一のビュースポットらしく屋根越しに見える山々が紅葉していて、それが傾きかけた陽に映えて得も言えぬ美しい風景で感動しました。

文   河村憲聰
写真  天野典子